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京の一押し 幻の法勝寺八角九重塔

幻の法勝寺八角九重塔


復元考証:冨島義幸 CG作成:竹川浩平

京都には数多くのお寺があり、有名な塔がいくつも存在しています。では、京都に存在する一番高い塔はどの塔でしょうか。正解は、東寺(教王護国寺)の五重塔。高さは約57メートルで、現存する日本の木造建築物としては最高の高さです。

京都にはほかにも清水寺三重塔や八坂の塔(法観寺五重塔)、仁和寺五重塔など、多くの人に知られている名塔がたくさんありますが、全国的に見ても木造の塔の層数は三重塔・五重塔がほとんどです。

ところが、かつて京の町に高さ約81メートルの9層の木造の塔がそびえ立っていたことをご存知でしょうか。それこそ法勝寺(ほっしょうじ)の八角九重塔なのです。

今回は、この塔のCG復元に挑戦した、京都大学大学院の冨島義幸さんをナビゲーターに、この幻の塔のロマンを紐解いてもらいましょう。

京都大学大学院 工学研究科 准教授/冨島義幸さんにきく

古代・中世の仏教をめぐる建築や空間がどのような思想や理念に基づいて造られたかを研究しています。平安時代院政期に建造された法勝寺についても研究を進めています。

 
八角九重塔を知るキーワード

京都の塔MAP

いずれも国宝の、日本一高い木造建築の塔・東寺五重塔(寛永21(1644)年)、京都最古の木造建築の塔・醍醐寺五重塔(天暦5(951)年)など、京都にある塔の位置を示します。

比べてみよう

八角九重塔のCG 復元の参考とした、醍醐寺五重塔は、現存する塔のなかでは規模が大きく大変立派ですが、法勝寺八角九重塔とくらべると半分ほどの高さです。

法勝寺八角九重塔/立面図作成:竹川浩平

教王護国寺(東寺)五重塔・醍醐寺五重塔/『日本建築史基礎資料集成11』(中央公論美術出版、1984年)より転載

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